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Directed and Produced by
純谷吉松(Itoya Kichimatsu)


■2001年11月のニュース一覧
▼[2001.11.30]リンクに必要な礼儀の度合い
▼[2001.11.28]終わらぬ慟哭
▼[2001.11.27]全部メールでした
▼[2001.11.25]メールのある生き方。
▼[2001.11.23]季節の風吹き
▼[2001.11.21]喜劇は続く
▼[2001.11.20]安全などない世界での安全
▼[2001.11.18]タイプ,ザ・エア
▼[2001.11.17]乖離と創造の光
▼[2001.11.15]瞬間を宿すサーチエンジン
▼[2001.11.14]鉄板暗号画像
▼[2001.11.13]このペットは誰のもの?
▼[2001.11.12]携帯電話の夜明けは1年後
▼[2001.11.11]明日のテロが昨日起きる
▼[2001.11.10]灯台の上からみえる喜劇
▼[2001.11.08]盛冬破言
▼[2001.11.07]謝罪ものの失態例
▼[2001.11.06]尊崇のネットワーク,その賜物
▼[2001.11.04]会話をしよう,君と
▼[2001.11.03]ネクスト・エデュケイト
▼[2001.11.01]コーヒーの香の立ち篭める部屋

■2001年12月のニュース一覧
■2001年10月のニュース一覧


 
[2001.11.30]
  リンクに必要な礼儀の度合い


 ▼検索エンジンが秘密情報までも収集(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/2001/Item/011127-3.html


 例えば,暗号処理をするとか,通常のブラウザでみられないトリッキーな作りにしておくとか,の所作が必要。「一般的なリンク」を,礼儀知らずと呼ぶのは,間違いだ。

 グーグル社は,従来のウェブ文書に加えてさまざまな種類のファイルも探せるという新ツールを検索エンジンに組み込んだ。これにより,機密情報などにアクセスされる危険が出ている。

 よくきく話だけど,グーグルで「裏ページへようこそ」なんて検索すると,たぶん裏ページのつもりなんだろうページがわんさか出てくる。まぁこうやって裏ページに簡単にアクセスできてもたいして面白くないけど(^_^;)。グーグルの,ページの情報を収集するスパイダーは異常に強力で,<!--// //-->によるコメントアウトも意味がなかったりする。グーグルの人にしてみれば,それは公開しているのと一緒という感じなのだろう。確かに,その通りだが。

 これは個人的な意見だけど,勝手にリンクをするなとか,勝手にURLを掲載するなとかいう意見をきく必要はないと考える。もちろん,きちんとわかるようにそれを明記してあったり,こちらの判断で公にするべきでないというサイトであれば,その範疇ではないけど。一般的なサイトで,リンクに許可を与えようなどという驕った考えを持ち出すようなところは,大きな間違いを犯している,と考える。もし間違いなどでないというのなら,「裏ページ」の検索結果にあがった213のページの管理者は,グーグルを法的に訴えるんですか?




 
[2001.11.28]
  終わらぬ慟哭


 ▼新種ワーム「バッドトランスb」が欧米で猛威(CNN.co.jp)
  http://www.cnn.co.jp/2001/TECH/11/27/badtrans.worm/index.html


 終わらぬ慟哭,冬聞く風知り。蹴り上げた石は頭上の空を転がり,再び落つ。

 電子メールで感染拡大するワーム「バッドトランス.b」が,欧米で26日午後までに数千件の感染例が報告された。パッチをあてていないとメールをみただけで感染する。感染メールのタイトルは,返信を示す「Re:」となっていることが多い。

 感謝祭で会社が休みだった欧米より,日本での勢いの方が強そうだ(IPAの警告)。私のメールボックスにもひっきりなしに感染メール届いていて,どうもサーカムなどの初期拡散より勢いが強いような気がする。私のところにも来ているタイトルが「Re:」となっているのは,アドレス帳や未読メールから発せられたものでなく,ウェブブラウザのキャッシュなどのあるメールアドレスに送られてきているもののようだ。うむむむ。

 当然思うのは,バッドトランス.bはニムダなどと同じセキュリティーホールを利用しているものなわけで,あれだけ大騒ぎしたのに,まだこれだけ同じ穴があいているのかということだ。俺がアンチウイルスベンダーにいたらやる気なくすね,とも思わないでもないけど,それだけ根本的な欠陥だと思えば,MSへの恨み節になるだろうか。終わらぬ慟哭,冬聞く風知り。




 
[2001.11.27]
  全部メールでした


 ▼ローマ法王,初の電子メールで内部の不祥事を謝罪(ZDNet News)
  http://www.zdnet.co.jp/news/reuters/011126/e_pope.html


 受験勉強は全部メールでした。勉強は,全部メールでした。就職活動は全部メールでした。仕事は,全部メールでした。お詫びの言葉は,全部メールでした。愛の告白は,全部メールでした。

 ローマ法王,ヨハネ・パウロ2世が初めてインターネットを使い,120ページの声明文を発行した。その中で法王は,聖職者による性的暴行事件の被害者に謝罪している。

 初めてのメールによる内容が,「謝罪」,であるというのは,なにか意味深さを感じる,と思う。例えば,メールでお詫びをすることを,あなたはどう思うだろうか? それを,失礼だと思う人もいる。お詫びをするのに,メールでは失礼であり,電話で直接話すとかしろよと,その人は云う。メールでは,気持ちが感じられない,失礼だと云う。まぁそういう人もいるだろうな,と私も思っている。

 でも,法王はそうしたようだ。これは意味深い。そして,メールの価値をもっと高めたいと思っている私はうれしく思う。価値基準はなかなか変わらない。足を運ぶことが絶対だと云う人は多い。ワイヤードのネットワークこそ至宝,という考えはまだ一般的ではない。でも,法王はお詫びをメールで世界に流した。これは,ひとつの,ポイント,だ。このようなポイントの積み重ねで,世界が変わっていく。例えば,愛の告白のカタチの,普通のひとつがメールによるように。




 
[2001.11.25]
  メールのある生き方。


 ▼賢い電子メールをめざして(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/2001/Item/011122-5.html


 常に仕事のメールが来るからと云って,ずっと仕事をしているのは賢い生き方ぢゃない。区別をつけられる生き方を意識することが,必要?

 今でさえ送られてくる電子メールの多さに手を焼いており,いくつも同じメッセージが送られてきたり,職場にいるのでない限り必要のないメールを他の場所で受け取ったりもする。スターベース社はそれらを解消するため,メールの内容を関連性を考えた上で分類するプログラムを開発している。

 たとえばメールソフトが賢くなってくれたら,読むこともないスパムメールを認識してハナから排除してくれるだろうか? でもたまに思わず読んでしまう笑えるスパムメールは残しといてくれるだろうか? まぁ,なかなか必要のないメールを機械的に区別するのは大変そうなので,やっぱり手作業でゴミ箱に捨てていくことになりそうだけど。

 メールのありがたいところは,設定さえすれば,違う場所からでも,どこででもメールを受け取れるところだ(サーバーがファイヤーウォールに阻まれてない限り)。まぁそのせいで家で仕事や学校のメールを受け取ってしまったり,その逆があったりするのだが。でも,物理的に1ヵ所のわが家の郵便ポストよりも,世界中にあるメールボックスから常に手元にメールを受けた方が効率的なのはわかっている。そういう状況の中で,自分の時間を作ったり,勉強の時間を作ったり,大事な人のことを考えたり,そういう時間のちゃんと作って生きるのが,メールソフトの成長を期待するよりも大事な気がするね,ってそううまくいくかどうかは知らんけど(^_^;。




 
[2001.11.23]
  季節の風吹き


 ▼ソニー、DVDフォーマットで二股(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/2001/Item/011122-8.html


 CD-Rの登場は進化の過程でちょうどよかったけど,DVD-Rの登場はやや遅かった。バックアップするにも多すぎる量のデータがハードディスクに詰まっている。遅い季節の風の匂いを感じながら。

 ソニー社は,書き換え可能DVDフォーマットで二股をかける作戦に出ている。今月末にもDVD+RWのドライブとディスクを小売店の店頭に並べるが,その一方でソニー製パソコンに搭載しているDVD-RWのサポートも続けるという。データの書き込みではDVD+RWに利点があるが,DVDビデオの再生互換性ではDVD-RWが秀でている。

 今年は書き換え型DVDが普及した年とまでは云えないが,その準備が整った年とは云えそうだ。驚くほど価格が低下し,CD-Rがほぼ底値となっているのに対し,それにすぐに近づきそうなほどの勢いがある。一般家庭のブロードバンド化,ファイル共有ソフトの普及などもあって,動画・音楽などの大容量ファイルも日に日に増えている。

 DVD-RWとDVD+RWは相互のディスクを読めないわけぢゃないが,基本的な記録形式の違いは懸念していい。この中途半端な違いは危ない。ベータとVHSと同じ性質も持っている。そんななかで,いったいソニーはなにをやっているのだろうか? 果たしてユーザーを泣かすことにはならないのだろうか? まぁまか〜にとっては現時点の選択としてはDVD-RAM/Rで十分なわけで,内蔵なら39,800円の長瀬産業のドライブが使える(ZDNetの記事)。付いているソフトはウインドウズ用だけど,テータを焼く分にはOS Xはデフォルトでサポートしているし。来年は,広く普及の年になるだろう。待ち焦がれた季節の太陽が照り始める(過去記事)。




 
[2001.11.21]
  喜劇は続く


 ▼このエッセイは盗用自由−その3: コンテンツ作成の報酬は(TidBITS)
  http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/TidBITS-jp-605.html#lnk3


 そうは云ってもその4つの報酬支払いが,どれも違和感があるのは当然だ。でも,そうするしかない。私たちには(そしてコンテンツ配信者にも)大きな意識の変革が必要なのだ。それがないと,喜劇は未来永劫続くことになる。でもでもよく考えると,未来永劫続く喜劇を,喜劇とは呼ばず,それは悲劇なのだ。

 純粋公共物であるべきネットワーク上のコンテンツで,制作者に報酬を与える方法は4つしかない。政府,マイクロ・パトロン制度,非営利団体・法人の慈善事業,そしてコンテンツ関連の商品の販売だ。

 1・2回目のコラムについては過去記事を。そういえば……………,音楽業界がオンライン配信をはじめると云っていたのはいつのことだっけ??? 秋にきいてたような気が……。もう会社の名前も忘れたが,あ〜と,え〜と,ほら,ミュージックネットとプレスプレイだっけ? なんにも動きがないので,もうみんな ウインMX使いながらそんな名前さえも忘れてそうだが(過去記事)。

 だが,いろいろな問題は起きているようで,コピー防止CDで失敗をしてたりもする(CNET Japanの記事)。本当にオンライン配信をしようとしているなら,こんなトラブルは起きないはずだが。結局本人たちも信じてないからトラブルばかりが起こる。そしてその気持ちはほとんど正しい。今,オンライン配信をやっても失敗するだけだし,それはもしかしたらずっと続くかもしれない。喜劇は続く,いつも,いつまでも。




 
[2001.11.20]
  安全などない世界での安全


 ▼壮大なセキュリティプランを立てるマイクロソフト(ZDNetエンタープライズ)
  http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0111/16/01111607.html


 どこにでも安全などないという事実を認めるなら,フタをすれば安全だという認識は,生まれてこようはずはない。

 マイクロソフト社は,セキュリティ上の弱点の取り扱いに関する基準を策定しようとしているが,同社の云う一定の制限下に置かれるべきという考えに批判もある。

 決して,どこにも安全などない,という意見は正しい。あなたの家にトラックが飛び込んでこないという保障など少しもないし,飛行機が突っ込んでくることだったなくない。安全なところなどひとつもなくて,危険がやや少ないところがあるだけだ。いつも気を張っていることなどできないけども,なにも考えずに生き続けることはできない。

 セキュリティーも同様で,もし本当に絶対に違法なアクセスを防ぎたいのだったら,モデムからのラインを引っこ抜くしかない。でもそれは,包丁を使わずに肉や魚を調理しろということと同じで,本末転倒なことだ。そんななかでMSができることとはなんだろう。セキュリティーの欠陥をみつけたときに,その発表を食い止め,せき止めることがなんの役に立つのだろうか? 発売したばっかりのウインドウズXPにパッチを出し,そのなかで5つのセキュリティーホールを塞いでいるのに,2つしか公にしていないそんな体質に,誰が安心できるのだろうか? そんな彼らに,誰が個人情報を預けようと思うのだろうか?




 
[2001.11.18]
  タイプ,ザ・エア


 ▼【Comdex Fall/2001レポート】Best of COMDEX発表、ベスト・オブ・ショーは富士通の……(MYCOM PC WEB)
  http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/11/16/27.html


 両手を開き,伸ばした指先。音楽が,鼓動を律する。静かに動き出す指先が,空気を震わす。指先の動きに感じて,タイプされた文字が,音のように動き出す。

 コムデックス/秋で,ベスト・オブ・コムデックスが発表された。もっとも喝采されたのが,ベスト・ニューテクノロジーに選ばれたセンスボード・テクノロジーズAB社のバーチャル・キーボード(画像)。手にバンドを巻いて,キーボードを叩くしぐさをするだけで,キー入力やマウスの動きに変換してくれる。

 いつか来るだろうキーボードとマウスからの別れに,さて,バーチャル・キーボードはどんなもんだろうか。使ってみたいなぁとちょっと考えて,いくらバンドを巻いているとは云え,なにもない机で指を動かしている様は笑えると云えば笑える(^_^;)。キーボードにあまりにも慣れてしまって,キーのないキーボードが想像できない自分の愚かさを知る。

 でも,指の動きだけを探知するわけで,手を置いたところにキー配列ができることになる。空中でもいいんだ。この,桎梏からの離脱は,とても大きく,偉大。自分の背中をキーにする人もいるだろうし,夏の砂浜だって冬の雪原だって,彼女の耳元だっていい。う〜ん,想像するだけでカッコイイ(^-^)。はやく両手につけてみたい,タイプしてみたい,空気の美空を。




 
[2001.11.17]
  乖離と創造の光


 ▼『Xbox』の発売でゲーム業界に変化(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/2001/Item/011116-4.html


 光は未来こそを照らす。過去はいつも暗く,明日の地平にこそウルルの聖なる朝日は昇る。そこには,未来を自分の手で創れるものこそ,ふさわしい。

 マイクロソフト社は15日にXボックスを発売し,18日には任天堂社がゲームキューブを発売する。ゲーム機の商品ライフサイクルは短縮されており,ソニーは2004年には次世代機を出して両社に先行しようとするだろう。マイクロソフトもソニーもオンラインゲームを売り込んでいるが,ブロードバンドの壁を乗り越える必要がある。来年にはオンラインゲーム市場の行く末がはっきりするだろう。

 ZDNet Newsの記事を読みながら,ビル・ゲイツがゲーム機の発売イベントでゲームファンに声をかけることなど,数年前にいったい誰が想像しただろうかと思っていた。どんな手段を使ってもトップに立ってきたMSにとって,この挑戦は大きな賭けも含んでいる。失敗したら,その損失は十分に儲けを食い尽くす。

 だが,この圧倒的な性能さはなんだろう。このCPU,このグラフィックカード,そして,これまでにないハードディスクとブロードバンド接続の標準搭載。気が狂ったかと思うほどの,まるでそれがゲーム機だとは思えないほどの,今までのゲーム機との乖離。ソニーはゲーム機に関しては一度も先頭に立ったことがない。新しい機能も提供できないし,新しい性能も提供できない。いや,もし“あれ”がゲーム機だと思う人がいればの話だが。そしてまた,ソニーはXボックスのあとを失敗しないようについていくしかない。暴力的なまでに意識を乖離させるハードこそ,時代を創っていくにふさわしいものだ。Xに,光あれ。




 
[2001.11.15]
  瞬間を宿すサーチエンジン


 ▼3,000以上のニュースサイトをリアルタイム検索(Impress INTERNET Watch)
  http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/1114/atw.htm


 触れた瞬間に感じるような,言葉が聴こえた瞬間に動悸が高鳴るような,目に映った瞬間に息を飲み込むような,そんなサーチエンジン,ください。

 サーチエンジン,AlltheWeb.comが,3000以上のオンラインニュースサイトをリアルタイムに検索できる機能を追加した。同サイトでは1分間に800ものニュース記事を収集,ほぼリアルタイムに利用者の検索に応じる。英語の記事を掲載しているニュースは速ければ3分でインデックスされている。

 ということでSideBarにも追加してみるテスト。Google(今日はモネの誕生日仕様ですか(^_^;)の検索結果のよさからは離れられないが,いつも,この最新の記事を欲しい気持ちを満たしてくれる検索エンジンはないものかと思う。いちおうそれと同じコンセプトで運営されているのはフレッシュアイなんだろうが,いまいち検索結果が適当でない。一致順だと古いページがわんさか出てくるし,新着順だとゴミ(ほとんど関係ないページ)ばかりになる。結局使うことは少ない。

 で,AlltheWebのニュース検索を試しているけど,ZDNetばっかしなんですが褒めてていいんですかImpressさんって感じで(^_^;),まぁ今後,インデックス対象をチキチキ増やしていって欲しいもの。確かに今日の午後にアップデートされた情報を,夜にサーチエンジンで全部網羅できるのは,たぶん私たちがまだ手に入れていない快感となるだろう。瞬間の積み重ねのなかで私たちは生きていて,情報はそのなかで生まれてすぐ死んでいく。それは,生きているうちに拾われてこそ意味を持つ情報なのだ。その情報はZDNetにあるかもしれないし,Impress Watchにあるかもしれないし,2chにあるかもしれない(特に昨日今日の1ch騒動は…)。その瞬間を,大切に思う検索エンジンが欲しい。




 
[2001.11.14]
  鉄板暗号画像


 ▼画像に埋め込まれた秘密メッセージは検出困難?(WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20011113305.html


 JPEG画像をダウンロードします→拡張子を.txtなどに変えて開きます→最後から100バイトを取り出します→文字コードをACOSでその部分を開きます。ってだけでも普通はそんなことする暇な人はいませんったら(^_^;)。

 画像や音声ファイルに秘密のメッセージを隠すステガノグラフィが,イーベイの中の画像,200万点の中に含まれているかを調べた研究結果は「シロ」という結果が出た。しかし,これは秘密の通信がないということにはならない。わざわざイーベイに暗号画像を掲載しないかもしれないし,一般的な暗号辞書は使わないだろうし。

 米国同時テロ後に,テログループがイーベイのオークション品の画像を利用したステガノグラフィを使っているというのは,なんか都市伝説のひとつのように伝わってきた。それをみつけるのは気の遠くなるような話ですねと思ってたらやってる人がいたのね(^_^;)。

 1日に目にするJPEG画像やGIF画像の数など数えられないほどで,そんななかのひとつなんておぼえてもいないという人も,たまにしかネットにつながずみる画像ファイルも数個という人でも,まぁよっぽど粘着でなければあてもない画像のステガノグラフィ探索なんてしない(と思う)。メッセージ検出が困難なのは,そんな無駄の多いことやってられるかという人の気持ちも手伝ってのこと。だって必ず暗号があるのならまだしも,その確信さえないんだから。日本語のメッセージならあまり使われない文字コードにコード変換して(ACOSとかNEC-JISとかね),一般的なものでもいいから暗号ソフトをかませて,JPEG画像に直接それを適当に書き込んでも,取り出しはなかなか七面倒。つーかそんなにして隠したいことがないんですが(^_^;)。




 
[2001.11.13]
  このペットは誰のもの?


 ▼AIBOは死んでいるか? プログラム改良巡り米で論争(日経B2O)
  http://b2o.nikkei.co.jp/contents/b2o10/w10/20011109n44b9000_09.cfm


 これは,ペットショップから買ってきたペットの育て方に,ペットショップのオヤジが口を挟んで来るようなものなのだろう。はて,なにか悪いことをしているわけでなし,このペットは私のためにいるんぢゃないのか? いつまでペット屋のオヤジは権利を主張してくるんだ?

 ソニー社のエンターテインメント型ロボット「アイボ」の改良ソフトに対し,ソニーが削除要請をして配付中止となったことで,アイボの愛好家が猛反発をみせている。自由な情報公開と開発が技術進化を促す例もあり,ソニーもそれを認めているが,「知的財産を死守する」という。自由と権利のバランスをとる作業がはじまった。

 これ,米国では本当に大きな問題になっているようで(WIRED NEWSの記事),下手するとソニーのブランドイメージを傷つけかねない出来事だ。アイボを本当に好きな人たちが,もうソニーのモノなど買わない,アイボを誰かに買うように勧めるなどもうしない,と云っている。

 実際に日本でも閉鎖したサイトがあり,騒ぎは大きい(詳細はAiboHack.com)。アイボを買った人は機械製品を買ってきたわけではなく,個性的なペットを買ってきたつもりが大きいのだろう。そして,アイボペットというそのソフト制作者もアイボが好きで,より楽しむためにソフトを改良したわけで,どこにもまったく悪意などなかった。それをみんな知ってるから,そろってアイボペット氏の味方になっているのだ。消費者の権利の問題,悪意などなく,よりよくするためのコード改良を,犯罪者呼ばわりする感覚は,やはりどこか狂っている。デジタル・ミレニアム著作権法への反発とともに,ソニー・ブランドも転げ落ちていく。




 
[2001.11.12]
  携帯電話の夜明けは1年後


 ▼「4,5年後にはKDDIとドコモのシェアは逆転する」──クアルコム(ZDNet Mobile)
  http://www.zdnet.co.jp/mobile/news/0110/31/qualcomm.html


 来年秋まで,買うべき携帯電話などない。

 モバイル・ビジネス2001でクアルコム・ジャパン社の松本社長は,CDMA2000のデータ通信の優位性を説き,「KDDI社がドコモを抜くのは夢ではない。KDDIがデータ通信についての確信犯なら,4〜5年後にはシェアは逆転する」と述べた。

 旧聞な記事だが,面白い。現在のシェア(ZDNetモバイルの記事)で3倍以上の開きがある両社だが,それが逆転するというのは煽りとしても面白い。そして,技術的にみれば,圧倒的にその意見は正しい。あとはKDDIのマーケティングひとつだ。FOMAを崖から突き落とすことなど,簡単。それ以前に,FOMAには先行逃げ切りしか勝つ手はなく,自ら断崖絶壁に立っているようなもので,そんな技術的に劣る端末を5年以内に普及させればいいという理論しか持っていない。

 FOMAより圧倒的に安くあがるCDMA2000のコストを考えるなら,後発ながらもCDMA2000端末が,サービスエリアでFOMAを一気に抜くのも時間の問題だろう。端末も,買い替えになるFOMAに対して,現在のcdmaOne端末のチップ・アップグレードですむ。FOMAを買って速度も速いけどアホみたいに料金が高いので使えない(ZDNetモバイルの記事,説明書にもそう書いてあるらしい(-_-;)という人を今は増やしているだけで,来年秋となるCDMA2000のデータ通信スタートが始まれば,状況は一変する可能性は高い。FOMAのクズさ加減への救いが,そこから,やっと,やっと。




 
[2001.11.11]
  明日のテロが昨日起きる


 ▼政府高官がサイバー・テロの脅威を警告(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/2001/Item/011109-4.html


 明日起きるテロを想像しようとしたら,cnet.comがそのテロを昨日起きたテロとして報じていた。なら,昨日のアクセスログが大きく増えているのは,明日の大惨事の影響なのか?

 ブッシュ政権でサイバー空間の安全保障を担当するリチャード・クラーク氏は「今までの被害を基準にして今後のことを考えてはいけない。敵は利口だ。侮ってはいけない」と発言した。9月11日の米国同時テロは,米国政府の基幹ネットワークが十分保護されていないという教訓を残した,というのが彼の意見だ。

 例えば,民間飛行機(もちろんたくさんの乗客が乗っている)をジャックして,国の象徴的な建造物(しかもオフィスがたくさん入っている)に突っ込ませるなど,そんなことを誰が想像しただろう。はっきり云えばインターネットなど脆弱の極みであり,破壊しようと思えば小学生でも実行することができる。壊してダメージを与えられ,政府が,行政が,経済が,それに,依存しようとしているなら,なにかが起きて当然。

 たとえば架空の存在の人物の名を語る架空の人物が話しかけてきたり,自分の証明書を発行する本物の行政機関のふりをする名簿業者がいたり,以前利用していたのとまったく同じシェアウェアソフトをダウンロードしたのに,最後の最後のワンクリックで引き起こされる動作だけがDOS攻撃の開始ボタンに改竄されていたり,日本の首相と米国の大統領のワシントンでの共同記者会見のストリーミング放送を東京でみているパーマ首相がいたり,昨日のニュースが今日流れたり,明日のニュースが今日流れたり,いや,そんなありきたりなものじゃないな。いや,ニューヨークを思い出せば,明日起きるテロなんて想像もつかないか。




 
[2001.11.10]
  灯台の上からみえる喜劇


 ▼このエッセイは盗用自由−その2: 暗号化では止められない(TidBITS)
  http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/TidBITS-jp-603.html#lnk3


 あ〜もぉ笑い過ぎて死にそうです。

 コンテンツの創作者やその代理者は,いまだに暗号化によって収入が確保できると思っている。ユーザーには2種類しかいなくって,あなたのお母さんのようなどんな暗号でも有効な人と,あなたの甥っ子のようなどんな暗号技術も意味がない人だ。なんでどんな暗号も意味がなくなるかというと,暗号がかけられた音楽は,聴かれるときには暗号が解かれているからだ。そして音楽もTVも,すべてのコンテンツは非競争的,非排除的になるしかない。

 「このエッセイは盗用自由−その1」から以下引用。「非競争的」とは,誰もが利用できるもの,利用を争う必要がないものだ。1台の自動車は,ある人が利用するには他の人は利用できないように競争が必要だが,灯台を利用しようとしたとき,みるのを争う必要がない「非競争的」なものだ。「非排除的」とは,みんなで利用できるもの,利用を誰かに独占させる必要がないものだ。映画は,劇場内にいる人しかみることができないように他の人の排除が必要だが,灯台は,誰でもみることを阻止されない「非排除的」なものだ。そして,情報とは,非競争的・非排除的なものである。

 暗号は,もしそれが完璧であるなら競争的であり,排除的なものになるだろう。だが,それはない。どこにもない。いっさいない。ネットワークの情報は,非競争的・非排除的なもの以外には存在しない。なぜか,そも,情報とはそういうものだからとしか云えない。音楽も,動画も,テキストも,そも,非競争的・非排除的であり,100億ドルの暗号をかけようと,1兆円の暗号をかけようと,非競争的・非排除的なものにかわりはない。明日には,暗号のないプレーンなファイルが共有される。無駄なことに毎日を過ごす人間の愚かさを,私たちは高みの見物をして笑い飛ばそう。まずは今,もっとも愚かな者たちである,日本と米国の音楽産業を,死ぬほど笑ってあげよう。これ以上の喜劇はないよ,まったく。




 
[2001.11.08]
  盛冬破言


 ▼試合終了。Microsoft,辛くも逃げ切り?(ZDNet News)
  http://www.zdnet.co.jp/news/0111/06/e_cooper.html


 北の国の冬で,太陽をみることなどない。朝から晩まで鉛色の雲が立ち篭め,ときに雪を落とし,ときに風を巻くだけだ。それが嫌だからといって,街でいちばん高い木にほうきを持って昇るやつなどいない。ただみんな,空を見上げて嘆くだけ。

 マイクロソフト社と司法省の和解で,一般の人にはどんな結果がもたらされたか? 率直に云うと,ほとんどない。これからも,PCメーカーでウインドウズを捨てて,リナックスに乗り換えるところなんてないのだ。マイクロソフトにとっては,「試合終了,辛くも逃げ切り」だ。

 週末のこの和解合意を,どうみたものかと考えていた。基本的にMS批判なのは許してもらいたいが(^_^;),感じていたのは誰も本気でMSを糾弾なんてしていないということだ。MSが被告であるなら,訴えているのは誰なんだ?(司法省や州はその代理でしかない)

 葬り去られたネットスケープはもうこの世にないし,これ見よがしに糾弾し続けるアンカーデスクたちも,オフィスでは1日中,ウインドウズの前にいる。MSの指示に愚図るPCメーカーもひとつもない。そんなPCメーカーを,MSにへつらう犬,いや負け犬と罵ることは簡単だし,そんなに間違っていないと思うが,かと云ってリナックスをのせたパソコンで商売なんてできないのは小学生でもわかる。一生冬が続くとしたら,降る雪に文句を云っても仕方ない。この社会全体が,そういう,状態なのだ。で,そういう社会を巧妙に作ったMSの狡猾さは,そりゃもう拍手喝采してもいいくらいだ。




 
[2001.11.07]
  謝罪ものの失態例


 ▼『iTunes』のバージョンアップでハードディスクのデータが消失(WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20011106301.html


 ソフト自体はとってもいい出来なだけに,この失態は…,イタイなぁ。さっさと謝罪が賢いかも。

 アップル社の人気音楽プレイヤー「iTunes」をバージョンアップしたときに,インストーラーのバグで,一部のユーザーのハードディスクのデータが完全に消える事故が起きた。被害に遭ったユーザーはかなり怒っている。バグはインストーラーのスクリプトに引用符を付けわすれたことによるもの。

 ぉぉぉぉぉぉぉぉっ。日本のマック系ウェブサイトでもあちこちで報告されているように,結構被害を受けている人は多いようだ。今回のiTunes2は,英語と日本語のリソースが含まれていたので,日本で被害に遭った人も多いのだろう。確かに,ファイルやドライブなどが,ウインドウのリスト表示で一番上にくるように,名前の最初にスペースを入れておくことはよくあることで,なんとも。

 私の環境では,なんでかわからんがログイン項目にiTunesHelperが登録され,登録してあったDragThingとコンフリクトするような感じで,iTunesが起動できなかった(ログイン項目を外すことで回復)。で,ディスク全消去のバグが直った2.01ではおんなじことは起きなかったのですが…(謎。他にもインストール後にカーネルパニックが起きたという人もいるようで。なんにしても大きな失態ですな。う〜ん。(インストーラースクリプトの解説はTales aboutAppleさんの解説が詳しかったです)




 
[2001.11.06]
  尊崇のネットワーク,その賜物


 ▼「コードは言論」――DVDハッカーに有利な裁定下る(WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/business/story/20011102101.html


 バージョンはまだ,0.0010b。ツールとしての使いやすさなど,完成度はまだまだで,バグだらけだ。でも,この一歩は,すべての始まりとなる。

 カルフォルニア州高裁は1日,DVDの暗号解読ツールについて,ウェブ上でのコード公開禁止を命じた地方裁判所の仮命令を覆す決定を下した。裁定文書には「DVDコピー規制協会の権利は,合衆国憲法で保障された言論の自由などと比較して,より基本的な権利とは云えない」と述べている。

 2日続けて,この話を取り上げるのにはわけがある。マック用でDVDをリッピングするツールとしては,ほぼ完成形態と云っていいDVDExtractorというツールがある。だがこれ,クラシック環境でしか動作せず,OS Xで利用できなかった。だが,ちょうど,カルフォルニア州高裁で上記の裁定が出たその前日に,OS Xネイティブのリッピングツールがリリースされた。

 この“OSX Extractor”(click here?)開発の動きは,マック用リッピングでもっとも有名なBBSで進められていて,私も人伝てに聞いて注目していた。そこでの,ひとつひとつの会話によって,補われ,加えられ,施され,正されていく流れは,今までネット上でみたことがないほど素晴らしいものだった。そして,そのBBSを主催していた人間の言葉を思い出す。「The Net CANNOT be stopped. Electronic freedoms WILL survive, by hook or by crook.(ネットは誰も,絶対に止められない。電子の自由は,どんな手段の攻撃を受けても,生き残るんだ。)」。




 
[2001.11.04]
  会話をしよう,君と


 ▼DVDコピーツールの公開は「言論の自由」との判決(ZDNet News)
  http://www.zdnet.co.jp/news/0111/02/e_decss.html


 会話をしよう,朝まで,夜が明けるまで。もっと深く,もっとわかりあえるまで。

 カルフォルニア州高裁は,コードの公開は合衆国憲法で守られた「言論の自由」にあたるという判断を示した。これによってDVDリッピングツールのDeCSSのようなソフトを公開する権利が守られるべきだという判断を持てる。

 たとえば,核兵器の作り方を口にしたものは,刑で処罰されるべきだろうか。銃の使い方はどうだろうか。毒となる薬品の調合方法についてはどうだろうか。口を噤ませることは,なんの解決にもならない。実際に核兵器は造れるし,ピストルは撃てるし,毒を配合することはできる。そして,マットウな利用をするのであれば,核も銃も毒も,DVDリッピングも,あってしかるべきものだ。

 唖のプログラマーは,ソースで語る。饒舌に,多弁に,無駄口を叩くほど。そこに含まれている思想に共感し,思考に納得し,私たちは会話を交わす。私は,bbDEMUXと,mAC3decと,DVDExtractorと,MM2Dと,毎日会話している(すべてマック用のムービーツール)。それどれもが優れた能力を示し,そのおしゃべりは,恋人との会話以上に楽しい,楽しい。




 
[2001.11.03]
  ネクスト・エデュケイト


 ▼オブジェクト指向の生みの親であるAlan Kay博士、教育を語る(Impress INTERNET Watch)
  http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/1031/kay.htm


 ……そして,そこからサイ(PSI)は,生まれるかもしれない。

 C&C振興財団はアラン・ケイ博士を招き,シンポジウムを開催した。博士は,コンピューターにはグーテンベルグの活版印刷革命と同様のインパクトがまだ起こっていないと指摘。その未来のために子供たちの教育を考えなければいけないとした。それには科学と数学,芸術の融合が必要とコメントした。

 私たちは,教育とは「個」のものだとして,実際に教育を受けてきた。クラスに何10人の生徒がいようと,それは効率化のための集団でしかない。また,共同作業で行うことがあったとしても,それは「個」に結果を求めるものでしかなかった。だが,そこに常に限界はある。

 常に繋がっていることによって成り立つ教育論はないだろうか? 自然科学も,言語学も,算数も,哲学も,すべて「個」に埋まってはいないだろうか? もし,それらの学問を,「個」から解き放したらどうなるだろうか? 最大の個である教師よりも,最小の社会であるネットワークから教わることはないだろうか? すべての答えは教科書にあるのではない。たゆたうネットワークの中で,発案があり,異議があり,独創があり,模倣があり,構築があり,破壊があり…,その中を泳ぐことによって生まれてくる答えによって築き上げられていく智慧を学んでいく教育。それは遊びに似ているかもしれない。だが,学問なんて,もともと遊びのひとつでしかないのだ。次世代の教育を,考えよう。




 
[2001.11.01]
  コーヒーの香の立ち篭める部屋


 ▼ウェブページのアーカイブを検索できるツールが登場(WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20011030202.html


 想い出でも,記憶でもなく,目に映る風景として。

 ウェイバック・マシンを使うと,インターネットにおける時間をさかのぼり,1996年以降に収集された100億以上のウェブページをみることができる。このインターネット・アーカイブは毎月12テラバイトの割合で増えており,知られている中で世界最大のデータベースだ。

 こりゃ,すごい。思いつくままにURLを打ち込んでみる。ヤフー・ジャパンのデータをみると,まだ全然ドットコム企業っぽくない頃のヤフーの姿がある(96年12月)。ジオシティーズ・ジャパンのデータをみると,なんの機能もない,ただのウェブスペースサービスのころの姿がある(97年12月)。あめぞう.comのデータをみると,あのときのメニュー,あのときのバナー,あのときの流行りのカキコミ(99年10月)。たった2年前のことが,もう大昔のことのように保存されている。懐かし過ぎ(T_T)。

 「久しぶりに押し入れの奥から,今持っているいちばん古いパソコンを引っ張り出す。LC575という型番の68Kマック。モデムは14.4kbpsのが付いている。ネットワークにつなぐ。アクセスポイントの電話番号やIDは変わっていない。当時と同じモデム音が響く。『ピーーーー,ガ〜〜〜〜〜〜』。手元には,やっぱり押し入れの奥から出してきた,当時使っていたコーヒーカップ。ウェイバック・マシンで開いた当時のページを,ネットスケープに表示する。立ち篭めるコーヒーの香り。ああ,あの日と同じだ,と思う。ふいに,あの時に戻れそうだな,と思う。おんなじディスプレイの風景,おんなじコーヒーの香り……,ふと振り返ると,あの日の部屋の景色がまぶたに映る。」と,そこでいつもの風景に戻る。そんなことがあるはずはない。私は,当時とは違う自分の姿を確かめに,席を立つ。いや,もしかしたらそのままリンクをたどっていたら,あの時に戻れた,かな?




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